顧客の心をつかんで、ビジネスの成長を支援するクリエイティブチーム
池田 私たちは、“顧客の心をつかんで(GRIP)、ビジネスの成長を支援する(GROWTH)”ことをミッションとする 「GRIP&GROWTH」というクリエイティブチームで活動しています。

普段はAIと共創しながら、得意先企業のいわゆるCX(顧客エクスペリエンス)とEX(社員エクスペリエンス)をアップデートするお手伝いをしています。B2C、B2B問わず、コンサル、企画、実装まで幅広い領域で、“人の創造力を活用するAI活用とは?”ということを念頭におきながら、効率化のためのAI活用とは違ったアプローチで課題解決に取り組んでいます。

ストーリーテリングAIの新たな可能性
本日ご紹介するアプローチは「ストーリーテリングAI」です。顧客の心に響くストーリーでビジネスを成長させることを目的に、企業と顧客の共感によるつながりやロイヤリティを高め、事業の持続的な成長を支援するアプローチです。

いま、ストーリーはビジネスの強力なツールです。言い換えれば、顧客は理想を描くストーリーに対して、対価を払っていると言えます。
顧客にとってブランドとの関係は、自身の理想や成功を実現するための手段と捉えられていて、AIが出てきたことで、一人ひとりに寄り添ってストーリーを生成できるようになりました。
AIによってパーソナライズされたストーリーは、顧客の期待と信頼を高めること(LTVの向上)にもつながります。さらに、顧客の生活シーンや心の動きに寄り添うことができるので、企画づくりの成果も格段に上がります。
ストーリーテリングAIの思考モデル

ストーリーテリングAIの創造力は、次の3つのプロセスから生まれます。
AIのモデルは、博報堂の戦略構築力とクリエイティブを言語化し学習させた、いわば博報堂チームの“脳みそ”と言っていいでしょう。
もちろん、AIから単に答えをもらうということではなく、共創しながら、期待を越える価値を磨いていきます。AIから出てきたアイデアを何度も“壁打ち”しながら、ブラッシュアップしていくわけです。
そして、AIのもうひとつのメリットは、そのスピードです。いままで調査を含めると3ヵ月以上かかっていた「洞察~発想~創造」のプロセスが高速でできるので、企画のジャンプも生み出しやすくなります。
Q&A

レポート後編はこちらから⇒【AI活用事例】博報堂「ストーリーテリングAI」が変革するマーケティング・セールス・サービス領域(後編)